月別アーカイブ: 2018年6月

だから、私も荒野

桐野夏生さんの「だから荒野」を一気読みした。

なんとも身につまされる話でしんどいというか、息苦しかった~

よく似てるから、うちと。

最初は主人公の主婦にがっつり感情移入していて
ずーっと、そうそう!旦那も息子らもムカつく!と思いながら読んでたけど
途中からムカつく旦那や息子らの気持ちもわかるかも・・・と
思うようになっているのが不思議だった。

だからといって、到底許せる気分でなかったけど(笑)

わかるような気はしても自分が主婦だからか、
そこからは足(立場)が出ることはなかったな。

ロードムービー的に自分が明美になって旅をした気分になって
最後の方ではぐったり疲れたけど(笑)、なんともやりきった感がある。
さすがうまい書き方だなぁと感心しきり。

印象的だったのは、山岡老人の言葉で

自分はこの荒野を選んだのだからそれで終わればいい、という。

私は自分で選んだつもりはないのだけれど
気が付いたらこの荒野に立っていた。

いつかここで終わればいいと思えたらいいな、と思う。

 

 

男性浴衣、アップしました

ちょっぴり久しぶりに男性用の浴衣をアップしました。

近いうちに兵児帯をアップする予定です。

角帯は今までアップしたことがあるのですが
男性用の兵児帯は初めてなので、ちょっとドキドキします。

緊張する必要はないんですけどね(笑)

 

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つぶやき、はじめます

ども、こんにちは。
こつぶ堂店主の美砂でございます。

さて、このサイト(の振りをしたブログ)ですが、
「こぶつ堂」と銘打っておりまして
ネットショップこつぶ堂の話を中心にして、
あとはインスタでのちょっとカッコつけた投稿のみにしようと
思って始めました。

あ、あれでも自分ではカッコつけたつもりなんです(笑)

が、日々の思ったことを文章にしてみたいなぁと思うようになり
facebookともtwitterとも違う場所として
この日々雑感のページを使っちゃおうと思い立ちました。

というほどのことでもないんですけどね(汗

で、早速の投稿でございます。

森沢明夫氏の「虹の岬の喫茶店」を読みました。

突飛な出来事も大きな事件もなく、岬の喫茶店を舞台に
静かに小さな物語が綴られていきます。

突飛な出来事や大きな事件は起きません。

が、普通(何が普通かっていう定義はさておき)の市井の人々の
後悔や不安、いらだち、絶望、
そして、希望が感じられました。

ちょっと心が弱っているので、この希望は今の私には大事なポイントです(笑)

私も岬カフェに行って、ゆっくりと美味しい珈琲を飲みたい。

そう思わせてくれる物語。

さ、珈琲淹れて午後の制作がんばろっかな、
悦子さんみたいにうまくは淹れられないけど。

 

あずま袋、アップしました

爆縫いモードに突入しておりまして(笑)
久しぶりにあずま袋なぞ縫ってみました。

ひとつだけ古い浴衣地で、

あとは3つとも新しい久留米絣です。
大好きな椿柄や、

北欧風にも見える幾何学模様、

さわやかストライプです。

こちらただのストライプに見えますが、先染めですので
微妙なカスレがあって、とても味わいがあります。

籠バッグの中袋としてもお使いいただけます。

そして、今回は畳んだときに留めておくゴムを付けました♪

ご活用いただければウレシイです。

自分用に紺地に白い水玉の久留米絣のあずま袋を持っているのですが
他の柄も欲しくなってきました。

うずうず(笑)

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こつぶ堂、無事です

月曜に起きた地震に関して、海外のお客様からご心配のメールを頂きました。

ありがとうございます。感激です。

福岡は関西からは遠く、我が家は今回の地震の影響は特にはありませんでした。

が、たまたま前の日から娘のひとりが大阪におり、
朝のニュースを見て肝を冷やしました。
無事だったのですが、近くにいないというのは心配なものです。

ここ福岡は地震がないと言われていましたが
十数年前に震度6程度の地震があり、とても怖い思いをしました。
その時に、日本は地震国で地震がない場所などないのだなと
頭ではなく身をもって理解しました。

いつどこで起こるかわからないので避けることはできませんが
被害を最小限にとどめるよう、準備しておかなければならないと
また改めて思った次第です。

今回、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被害に会われた方々が少しでも早く元の生活に戻れますようお祈りしております。